Q:下塗り塗料は大事って聞くけどどうしてですか?
A:下塗り塗料を塗装する事により素地を補強し、上塗り塗料の密着性を高めます。下塗り塗料が不十分な場合、
  いくら高価な上塗りを塗装したとしても十分な効果が得られる事はありません。
  した下地処理下塗り塗装で外壁塗装の寿命が決まります。

Q:日当たりがとてもいいのですが、特別な塗料で塗った方がいいのですか?
A:塗料は太陽光の紫外線に一番弱いので樹脂の系統的に言えば、アクリル系樹脂塗料よりもウレタン樹脂塗料、
  ウレタン樹脂塗料よりもシリコン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料よりもフッ素樹脂塗料を選べばいいですね。

Q:外壁にヒビ割れや、藻、カビがひどいのですが何かいい塗料はありますか?
A:木造住宅の場合、柱のねじれや収縮などにより、サッシ廻りなどにヒビが入る事がありますがこの場合単に
  弾性塗料を塗装するのではなく、下塗りに下地調整材の微弾性フィラーをマスチックローラー(多孔質ローラー)で塗装する事により、
  小波模様が付き約2倍の塗料を塗装する事ができます。その上、中塗りと防藻、防カビ性のある弾性塗料をおすすめします。

Q:我が家の屋根はカラーベストなのですが、何か専用の塗料はありますか?
A:屋根の塗料も外壁の塗料と同じで各樹脂の系統に分かれます。屋根の場合日当たり、
  風、雨など外壁に比べ条件が大変過酷な場所なので瓦の素材劣化状況により塗料の工法の大変重要です。

Q:屋根に遮熱塗料を塗装すると本当に2階の部屋が涼しくなるの?
A:遮熱塗料とは塗料の中に含まれている物質が太陽光線の近赤外線を反射する事により「屋根表面」の温度を下げる。
  各塗料メーカーのホームページに目を通すとこの様な説明が載っていますが実際に施工する職人として言えば
  夏場塗装しはじめると屋根を手で触ると火傷する位に熱い屋根が塗装し終わると普通に触れるくらいになります。
  だから2階の部屋の部屋もいくらか涼しくなっていると思われますが、ただ塗装後数年経って塗膜自体の耐久性が落ちて来ても
  メーカーの発表している遮熱効果が得られるかは疑問です。
  また、近赤外線を反射する物質は塗料の中に含まれている為に屋根表面のホコリやチリなどが付着すると、表面の汚れが熱を吸収す   る為、遮熱効果が失われるという実験結果もあるようです。

Q:壁をさわると白い粉がつきます・・・
A:これは、チョーキング現象です。熱、紫外線、風、雨などのために被膜が老化し、
  塗装表面が次第に粉状に消耗していく現象をいいます。

Q:外壁に長いひびが入っているのですが・・・
A:これは塗膜割れ(クラック)です。塗膜に裂け目が出来る現象をいいます。
  下塗り塗膜または素地に達している深い割れをクラック、塗膜表面の浅い細かいひび割れをヘヤークラックといいます。

Q:塗料は、よく薄めたほうがキレイに塗れるのでしょうか?
A:各塗料の定められた規定に従った使い方が必要です。膜厚が不足し、
  性能(弾性・耐久性)が発揮されません。また薄めすぎると、だれなど仕上がりが悪くなります。

Q:フッ素樹脂の塗装とフッ素樹脂の塗装ではどちらが高性能ですか?
A:価格とバランスからシリコンをお勧めしています。塗料価格もフッ素が最も高いですが
  塗料用樹脂の耐久性(耐候性)を比較しますと、「アクリル樹脂」より「ウレタン樹脂」より「シリコン樹脂」より「フッ素樹脂」の順で
  良くなります。アクリル5〜7年、ウレタン8〜10年、シリコン12〜15年、フッ素15〜18年程度が耐用年数の目安です。、
  日本ペイントの塗料では「シリコン伝説シリーズ」の「シリコンセラ」が該当します。

Q:吹付けとローラーではどちらが良いのですか?
A:どちらが良いとは一概に言えません。両者とも塗膜の性能に大差はありませんが、施工時、仕上げの種類に一長一短があります。
  吹き付けは施工の早さが長所ですが、塗料の飛散がありますので、充分な養生を必要とします。ローラー工法は都市部、
  高所作業での飛散が少ないのが長所です。吹き付け工法は「玉吹き」「リシン模様」「スタッコ模様」「石目調」など模様が
  豊富に塗装できます。ローラー工法でも模様塗りはできますが、吹き付けの多用さにはかないません。

Q:太陽の光で反射が強いです、塗装で解消できますか?
A:塗装で考えた場合、光の反射を和らげるならば艶有り塗装ではなく艶消し(マット)タイプの塗料を、さらにシルバー色ではなく、黒色やグレー色など選ばれるのがいいと思います。日本ペイント製品ではトタン屋根などに使われる「ファインルーフHBつや消し」という塗装がございます。一度ご検討ください。

Q:屋根の塗り替えはどんな塗料でもいいですか?
A:屋根面は壁面に比べ、「太陽光」「熱の直射」「直接の降雨」「降雪」「粉塵の堆積」「藻」「苔」などの付着等の影響を受けやすく
  厳しい条件になります。このため改修前の下地調整と専用の下塗り、上塗り塗料が必要になります。

Q:屋根塗装の工事時期はいつでもいいですか?
A:暑過ぎて作業ができない真夏以外が工事時期になります。梅雨時期は、降雨影響を考慮して溶剤系塗装を使用することがありますが、  工事はかなり少なくなります。シーラー、上塗り共に5日〜7日間、降雨影響のない事が望ましいです。

Q:シックハウスとは?
A:居住空間において、建材、家具等から発生する化学物質により室内空気の汚染などが原因で、健康被害の問題が生じることを「シックハウス」、「シックハウス症候群」と言います。特に内装部分において、官公庁は防蟻剤に使用しているクロルピリホスの使用を禁止しました。また建材などに含まれているホルムアルデヒドの量規制が2003年から行われました。

Q:外壁塗装などの塗装工事は何年毎の塗替えが良いですか?
A:一般的に10年を目安にお考えください。新築時の塗装はコスト削減の為、安価な工事で施工されている事が多いですからまず、新築の木造住宅でも鉄骨住宅でも建ててからこちらも10年間後を目安にお考えください。
  木造住宅なら柱や梁を外壁から吸った水分で湿らさない事が大切です。鉄骨住宅ですと鉄骨に錆が発生しないよう気をつけるようにして、できれば7年から10年毎の定期的な塗装は最低でも必要です。特に木造住宅の塗装は建物自体の寿命に大きく関わっててきます。グレードの低い塗料を使用した塗替えでもマメに塗装してあげると、外壁は長持ちします。

Q:塗装工事中のシンナー等の臭いはどれくらいしますか?
A:最近では水性塗料が主流ですので臭いの心配はございません。鉄部等のペンキ関連は少々の臭いはございます。

Q:塗装工事でケレンとは何ですか?
A:塗装工事でよく使用する言葉でケレンという言葉がありますが、これは鉄部等の錆落としの事です。
  ケレンで浮いた錆をどれたけ落として、凹凸をなくすかにより仕上がり具合は変わってきます。

Q:高級な塗料を使用したほうが外壁塗装は長持ちしますか?
A:高級な塗料を使用して外壁塗装をするよりも、8年や10年毎に定期的な塗替えをしたほうが良いと思います。
  車のオイル交換でも高級なオイルを入れて、めったにオイル交換しないよりも安いオイルでもマメに交換してあげたほうが良いです。
  そういった感じと思っていただいたほうが良いと思います。

Q:外壁塗装完了後に同じ塗料をいただけますか?
A:外壁塗装完了後にお客様のご希望がありましたら、上塗りの塗料を少しですがお分けする事は可能です。
  今後、お客様が違う場所を塗装する時にも調色するのも困難ですので、タッチアップなどが出来る位の量はお分けできます。

※上記内容以外にご質問等がございましたら、お問い合わせメールにて承っております。

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